園芸を楽しむすべての人に

Archive for 4月 2011

培養土の「レシピ」とは?

 

プロトリーフでは培養土を皆さまにご提供しておりますが、ご自身で培養土をつくったことがあるでしょうか。

 

お恥ずかしながら、私自身はつくったことがありません・・・

やはり、手間がかかりますしどんな培養土をつくったらよいか、難しく思えますよね。

 

しかし、実際の製造現場をみてみると、なんとも「料理をつくる」ことと似ているのです!

というのも、培養土の配合(原材料の割合)のことを「レシピ」とよんでいます。

「この商品はこのレシピでやりましょう」といった具合に。

  

カレーをつくる材料は、お肉_200g、ジャガイモ_3個、ニンジン_2本、たまねぎ_2個、カレールウ、調味料 とすれば、

培養土をつくる材料は、例えば、赤玉土_3割、鹿沼土_2割、腐葉土_2割 ・・・などとなります。

  

  

ここで、当社商品を実際にご紹介しましょう。

  

昨年、プロトリーフは10周年を迎えました。

その創業間もなく誕生した商品に、「花と野菜の有機培養土」というのがあります。

ちょうどこの秋で10年になる、ロングセラー商品です。

こちらの商品、どんな材料でできているのか裏面を見ると、

   ・          赤玉土

   ・          鹿沼土

   ・          ピートモス

   ・          バーク堆肥

ここには記載がありませんが、  くん炭、  元肥としての有機肥料 が入っています。

 

そして、実際の中身はこんな感じです。

  さらにアップ!

黄色く見えるのが「鹿沼土」、黒っぽいのが「バーク堆肥」です。

  

これをそれぞれ何割ずつ配合しているか、というのがレシピになりますが、これは企業秘密です!

  

  

創業当時のプロトリーフには生産者さんと考案した、軽くて使いやすい「培養土」がメイン商品でした。

当時としては画期的な商品ではありましたが、やはり園芸の土といえば「重量があり、

しっかりとした赤玉土などがブレンドされたレシピ」というのが通説。

そこでいろいろな培養土を見て、触って、多くの試験を重ね、試行錯誤の結果できあがったのがこの商品です。

 

  

前にもお話しましたが、ここで当社が一番重要視したのが「根の生育」。

初期成育に必要な栄養素はもちろん入っていますが、できるだけ「根の生育」を助けるための工夫がされています。

 

  主な工夫 その1・・・くん炭を入れることにより、保肥力アップ!浄化力アップ!

         その2・・・たい肥は根にやさしい完熟したものを厳選!

         その3・・・pH、ECを調整、微量要素まで吸収されやすい環境に!

 

そして文字通り、花と野菜いずれにもご使用いただける、スタンダードな商品なのです。

  

  

レストランでおいしい料理にであったとき、このソースは何からできているの?!と疑問を持つように、

ぜひ「培養土」でもどんな材料からできているの?!と気にかけてみて下さい。

 


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培養土の役割

  

そもそも土のというのは、植物を支える重要な役どころを担っています。

 
植物は大部分の栄養を根から吸収しますから、根は体を支える足であると同時に、人間でいえば胃や肺といったものに例えられます。すると、そうした根を支える土の良し悪しは植物にとって重要であるのは想像できますね。根が健全育つ環境にあれば、養分吸収もスムーズに行われ植物の体も大きく丈夫に育ち、しっかりした根が育っていればたくさん花を咲かせたりおいしい実をならせたり、植物も健全に育つということになります。

   

土の物理性、化学性という言葉を耳にしたことはありませんか?

  

 ●水はけや水持ちといった土中の空気や密度・水分含量などを示すのが

   物理性

  
 ●チッソ・リン酸・カリなどの肥料成分や酸性・アルカリ性などを示すのが

   化学性

  

簡単に言えばこのようになりますが、それに加えて生物性というのもというのもこれからは重視してください。前にお話したように、肥沃な土といわれるところには1gに1億もの微生物がいるといわれます。こうした微生物は土中の有機物を分解し、根が吸収しやすい成分に変える働きを担っています。すなわち、物理性・化学性・生物性のバランスによって根の生育が左右されます。

  

    “土の環境を整える → よい根が育つ → 植物が健全に育つ”

  

当たり前のことだと思うかもしれませんが、これが何より重要!

  

もちろん植物によってより良い土壌環境は異なります。しかし、それぞれに合った土をつくるのは大変です。そこで、登場するのが「培養土」!

「培養土」とはあらかじめ数種類の土がブレンドされており、元肥や酸度が調整されている非常にお手軽な土です。容量別に商品がありますので必要な分だけ購入でき、植物別に配合する手間が省けます。園芸店やホームセンターで目にしている方は多いと思います。

  

プロトリーフでも植物別により適した「培養土」を取り揃えておりますが、いずれの商品も
「いかに植物の根を健全に生長させるか」ということを考えています。

  

皆さまのお庭の植え込みやベランダの鉢植え、健康な根が育っているでしょうか?

  


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土と植物と放射性物質

今回は予定していた内容を変えて、放射性物質と土についてです。

  

福島県の原子力発電所のニュースは、放射能についての知識が少ない私たちにとって非常に気になるところです。飲料水や野菜、魚、牛乳などは国によって定められている基準値を元に安全であるか否かがわかります。

 

では、農作物を育てる土はどうなの??土からなる培養土はどうなの??

 

財団法人日本土壌肥料学会より基礎的な情報が発信されていますので、簡単ではありますが放射性物質と土の関係をお話したいと思います。

 

よく耳にするのはセシウム(Cs)とヨウ素(I)ですが、土の場合は特にセシウム(Cs)が問題になります。これは半減期が8日というヨウ素(I)に比べ、セシウム(Cs)は30.2年と長いことによります。

 

そもそも放射性物質は大気中で細かい粉じんと一緒になり空中から落下してきます。雨が降る場合もありますね。すると磁石のように土はセシウム(Cs)を表面にとどめ、土中の粘土鉱物がセシウム(Cs)を囲い込み、セシウム(Cs)にとって非常に居心地の良い住処となります。土からセシウム(Cs)が離れにくくなる要因の約7割が、このように粘土鉱物に囲い込まれることによります。

 

では、根からセシウム(Cs)が吸い上げられてしまうのでは?!

 

土から植物への移行は植物の種類や土の性質によって大きく異なりますが、粘土鉱物とセシウム(Cs)の結合は非常に強く、時間が経てば経つほど土壌中の水分に溶け出すのはわずか。

例えば牧草栽培実験では、セシウム(Cs)を加えた直後に種をまいた場合よりも、数ヶ月後にまいた方が牧草中セシウム(Cs)濃度が低かった、という研究報告があります。また、3大肥料成分の一つであるカリウム(K)と似たような性質をセシウム(Cs)が持っていることから、土壌中のカリウム(K)の濃度が高いほどセシウム(Cs)が植物に吸収されにくい傾向がある、という研究報告もあります。

 

実際のところは飲料水や農作物などに比べ、土の放射性物質に対する基準値というのはまだ定かではありません。
しかし、そう簡単に植物に吸収されるわけではない!ということを知っていただきたいのです。

 

もちろん、当社でも放射性物質の測定等、品質の管理を怠ってはおりません!
どうぞご安心くださいませ。

 

園芸ファンの方はもちろんのこと、プロトリーフはガーデニングで日本を支えます!
まだ見ぬ笑顔のために、私は今日も作場へ向かいます・・・


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