園芸を楽しむすべての人に

Archive for 8月 2016

植物にとって良い土の構造を作り出しているのは誰? 

こんにちは。
研究開発部の保田です。

目の前の土を手に取ってみると、手にとった瞬間に崩れてしまうもの(1)や、力を加えた方向に崩れるもの(2)、そして簡単には崩れないもの(3)があります。(1)と(2)のように土の粒子が単純に並んでいるものは単粒構造、(3)のように土の粒子が集まってできた粒は団粒構造と呼ばれています。
これを図示してみると、次の図のようになります(図の○は土の粒子を示す)。
土壌構造
土の粒の大きさは均等でないので、実際はもっとばらつきが生じますが、綺麗に表すとこのようになります。こう見ると、単粒構造よりも団粒構造の方が、粒と粒の間の隙間が大きいことがわかります。この隙間は土の保水性・排水性・通気性が良く、かつ、植物の根が伸びやすい環境になりやすいので、植物にとって棲みやすい環境と言えます。いわゆる、「ふかふかな土」というのは団粒構造が発達している土のことを言います。
一方で単粒構造正列・斜列だと、土の保水性・排水性・通気性が悪く、土が硬くなる傾向にあるので、根が伸びにくくなってしまいます。単粒構造は植物にとって良い環境とは言い難いです。

団粒構造が植物にとって良いことはわかりましたが、この団粒構造は一体誰が作り出しているのでしょう。(※ここでは自然界にある土についてのお話です。)

実は団粒構造を作り出しているのは、土壌生物や植物の根なのです。土壌微生物が出す菌糸や、有機物を分解したときに出す粘着物質が土の粒を繋ぎ合わせて団粒構造を作り出しています。ミミズに代表される土壌動物を土の団粒化にひと役買っています。ミミズの”ふん”は有機物をふんだんに含んでいることから、土の粒よりも安定した粒子として団粒構造を支えているのです。
植物の根が伸びていくと、主根から側根、そして根毛が伸びてきます。この毛根が土の粒を繋ぎ合わせる役目をしていています。

団粒は過度な乾燥、湿潤によって崩れ、単粒化してしまいます。団粒の崩壊が進むと土の粒が小さくなり、隙間が減少して水や空気の入る量が少なくなってしまいます。このような状態では植物の生育にとって良い状況ではありません。

植物を上手に栽培するには土の団粒構造を作り出すことがとても大切なのです。


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秋はガーデニングの季節。そろそろ植え付けの準備はじめませんか?(※関東基準)

こんにちは。
研究開発部の保田です。

お盆休み明けで今日から出勤という方も多いのではないでしょうか。弊社本社も本日から営業しております。
皆さまお盆休みはいかがお過ごしでしたか?

朝夕はだんだんと涼しくなり、秋の気配が感じられるようになってきました。秋はガーデニングの季節です。そろそろ植え付けの準備をはじめませんか?

9月から植え付け・植え替えが出来る植物は下記のとおりです。
※関東基準


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土壌改良資材ってなんですか?ー定義と政令指定土壌改良資材ー

こんにちは。
研究開発部の保田です。
気象庁が東北地方が梅雨明けしたと報じましたので、梅雨がないと言われる北海道以外全てで梅雨明けしたことになりますね。
ですが、今日の東京は朝から大雨そして、時々雷が鳴っています。夏の天気かと言えばそうかもしれませんが、梅雨明けしたのに雨が続くなぁと思う今日此の頃です。
さて、これから全国的に本格的な夏がやってきますね。園芸では秋に向けた準備をそろそろ行う方もいらっしゃるのではないでしょうか。今日は秋の園芸の準備ということで、土の再生に使う土壌改良資材についてご紹介します。

土壌改良資材ってなんですか?ー定義と政令指定土壌改良資材ー

土壌改良資材は農林水産大臣が地力増進法で、政令で品質表示の基準を定めているもの(政令土壌改良資材)とそれ以外のものに分けられます。
政令土壌改良資材は下記12種類です。

  • 泥炭(ピート)
  • バーク堆肥
  • 腐植酸質資材
  • 木炭
  • 珪藻土焼成粒
  • ゼオライト
  • バーミキュライト
  • パーライト
  • ベントナイト
  • VA菌根菌
  • ポリエチレンイミン系資材
  • ポリビニールアルコール系資材

地力増進法での土壌改良資材の定義は、

「植物の栽培に資するため、土壌の性質に変化をもたらすことを目的として土地に施されるもの」

となっています。
かたい言い回しになっていて、わかりづらいですよね。

これをやわらかい表現にしてみると、

土に混ぜることによって、土の物理性・化学性・生物性を向上させて、育ちを良くするための資材

ということになります。
一般的に言われている土壌改良資材の中には肥料取締法で肥料に該当するものや地力増進法で政令して指定されたもの、そしてこれらに該当しないものも含まれています。
ホームセンターや園芸店に行くと、土壌改良資材として売られている商品は数多くあります。商品の品質の確保や適正な取扱いのために、農林水産省が表示の適正化が必要な土壌改良資材を政令で指定しているのです。


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