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pH 6.0~6.5の弱酸性で植物の生育が最も良い理由

こんにちは。研究開発部の保田です。

家庭園芸用の花苗や野菜苗を育てるとき、土のpHは6.0~6.5の中性に近い弱酸性が良いと聞いたことはありませんか?なんとなく「花苗や野菜苗を育てるときは土は弱酸性が良いから」ということで、培養土をお求めになっている方も、その理由がわかればもっと園芸が楽しくなりますよ!

中性に近いpH 6.0~6.5の弱酸性で植物の生育が最も良い理由

家庭園芸の植物の多くは、土のpHが6.0~6.5の弱酸性で最も生育が良いと考えられています。それは土壌のpHによって植物にとっての養分の有効性や、植物にとって有害な※元素の有効性が決められるからです。※元素とは物質を構成する基本的な成分を指す概念です。
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植物養分の有効性とpHの関係 (Backmanら,1970から引用)
バンドの幅は各養分の有効性の大小を示します。

上図のように、窒素(N)、カリウム(K)、イオウ(S)、モリブデン(Mo)などはpH6程度で植物に対する有効性が大きくなります。リン(P)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、ホウ素(B)もpH6程度で有効性が大きくなりますが、アルカリ性では小さくなります。一方で、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、亜鉛(Zn)などは酸性では有効性が大きいですが、pH6程度以上から小さくなり、アルカリ性では有効性が小さくなってしまします。

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各種植物の最適pH範囲 (土壌・植物栄養・環境辞典,1994から引用)

植物の種類によっては酸性の土やアルカリ性の土を好んで育つものもあります。植物別の最適pHを上の表でまとめていますので、参考にしてみてください。

育てる植物によって土をしっかりと選ぶ、これが園芸を楽しむポイントのひとつですね。


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