Archive for 1月 2019
培養土は英語で何と言うか?
こんにちは。
研究開発部の保田です。
培養土の英語訳は様々ありますが、当社はgrowing mediaを使うようにしています。
単語の意味は、「growing = 育てるための」、「media = 媒体」です。
なぜ、土なのに媒体なのでしょうか。
なぜ培養土の英語訳がgrowing mediaなのか
インターネットで「培養土 英語」で検索すると英訳候補がたくさんヒットします。
インターネットで検索して出てきた英語訳候補の一例
- culture soil
- potting media
- planting soil
- planting mix
当社は培養土を”植物を育てるための媒体”として捉えています。
これは、今、私達が着ている服も植物を育てるための媒体になる可能性があるということです。
なんだか突拍子もないような話に聞こえますが、植物の根を支え、植物が育つための水分や栄養分を根に与えることができれば、どんな素材でも培養土になる可能性を秘めているということです。
当社はこれまで、ゴミとして捨てられるはずだった物を原料とした商品を開発し、販売を行ってきています。
電力会社や鉄鋼メーカーから排出される副産物を原料にした、花と野菜にイーノ!培養土。
スペシャリティコーヒーチェーンで廃棄されていたコーヒー豆かすを原料とした、土のリサイクル材コーヒーの恵み。
赤玉土やたい肥などといった旧来から使われてきた原料で作られた商品と同等の性能を持ちつつ、地球を掘削せずに得た原料で作った地球環境に優しい商品です。
growing media
植物を育てるための媒体
本当はゴミとして捨てられるはずだった物で、緑を育む、ちょっと不思議な体験をしてみませんか。
市販の培養土が余ったらいつまでもつのか
こんにちは。
研究開発部の保田です。
今回は市販の培養土が余ったら、いつまでもつかについて記事を書きました。
余った培養土の保管方法も触れています。
市販の培養土が余ったらいつまでもつのか
市販されているほとんどの培養土のパッケージには、使用期限は明記されていません。
しかしながら使用期限が明記されてないからといって、いつまでも新鮮な状態が保たれるということではありません。
メーカーとしてはできるだけ、新鮮な状態の培養土を使用していただきたいと思っています。
保管環境によって異なるので断定はできませんが、適切に保管してある状態を条件として、一般的に購入してから1年以内※に使い切ることをおすすめします。
※一般的な話であり、弊社が保証するものではありません。
余った培養土の適切な保管方法
手持ちの鉢やプランターのサイズによっては培養土が余ることはあるもの。
培養土が余った場合の適切な保管方法をご紹介します。
開封した培養土は、袋をしっかりと閉じて直射日光や雨のあたらない風通しの良い場所に保管してください。未開封の培養土も同様です。
培養土のパッケージ袋には小さな孔が空いています。これは袋破れ防止のためと、培養土原料から出る水分を逃して調整するためのもの。
直射日光にあてると袋内に熱がこもって水蒸気で蒸れますし、雨にあてると孔から雨水が入り込み、べちゃべちゃな状態になってしまいます。
このようなリスクを回避にするためにも、できれば培養土は一度に使い切ることをおすすめします。
【2018年12月】土ブログアクセスランキング
こんにちは。
研究開発部の保田です。
2018年12月の土ブログのアクセスランキングを報告します。
期間:2018年12月1日~12月31日
対象:記事ページ
評価:ページビュー数
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培養土と腐葉土の違い
こんにちは。
研究開発部の保田です。
培養土と間違えやすいものに腐葉土が挙げられます。
培養土と腐葉土それぞれについての解説、それらの違いを説明します。
培養土と腐葉土の違い
培養土とは
土にはたくさんの種類があり、それらを原料と呼んでいます。それぞれの原料に特色があり、同じ原料でも産地が違うことで質が異なります。原料を植物に合わせてブレンドしたものを培養土と呼んでいます。
腐葉土とは
広葉樹の落ち葉を積み重ね、たい肥化したもの。最近では広葉樹が減り落ち葉もとれなくなっているため、落ち葉以外の増量剤を使って腐葉土として売っているものも出回っているので注意が必要です。
培養土と腐葉土は何が違うのか
培養土は植物に併せてブレンドしたもの。腐葉土は広葉樹の落ち葉を積み重ねてたい肥化したもの。培養土と腐葉土の違いはそれぞれの成り立ちを知ると見えてきます。
腐葉土はたい肥として土壌改良資材にも使われますし、培養土の原料にも使われています。腐葉土そのものに花苗や野菜苗を植えても健康に育ちません。あくまでも土の保水性と通気性を高めるための原料として捉えていただければよいと思います。